今更だけれども。
唐突ですが、「信長の野望Online」について思う事が。
モチベーションを下げたくない方は、これ以上読まないで下さい。
筆者は記事を書く際、「何一つネガティブに思ってはいない」のですが
文面を「そのまま読む」と、「そういう風」に読めてしまうもので。
さて、「信長の野望Online」は、「本当にバランスの悪いゲーム」です。
いえ──そう「なってしまった」のです。
新しいダンジョンの敵が強いとか、そういう意味のバランスではありません。
勿論、「そういう意味」でもバランスが悪いのですけれど。
では、何が悪いと云いたいのか。
それは、「職が他の職を食う事」です。
「信長の野望Online」は、基本的に「七人徒党を組む」ゲームです。
「わざわざ七人集まらないといけない」訳ですね。
しかし、「ただ七人集めれば良い」訳ではありません。
盾にアタッカー、詠唱に回復と、「それぞれの役割を持った職」を集めますよね。
でも、最近の職や特化はどうなっているでしょうか?
例えば──盾も出来てしまう武芸に軍学、三体に陰陽師並みのダメージを与える
「準備無し術」を使える僧、武士の特化を心得で修得出来る傾奇者。
個人的に、これらは「他職、他特化を食っている」と筆者は考えます。
ただ「ネガティブに思ってはいない」ので悪しからず。
それと、技能もそうですが、装備や潜在能力のおかげで
後衛職でも防御や生命が高く、「守護など要らなくなっている」という現状も
職と同じく「瓦解の条件」になっているのでは、と思います。
本当に強い敵でない限り、旗頭は放っておいても問題は無いでしょう?
心配する前に、「ありえない火力」で倒してしまうのですから。
お解り頂けますでしょうか。
盾を守護するアタッカーや、準備というリスクを負わずして術攻撃が出来る回復
多少の攻撃はものともしない、本来は守られるはずの後衛職。
もう、しっちゃかめっちゃかです。
どれが盾?どれが術アタッカー?どれが回復?どれが守る対象?
何でも出来るのなら、何でも一人でやってしまえば良い。
頑張って装備を揃えたとか、潜在能力を貯めたとか、そういうのなら良いのです。
それならば、武芸が盾をしようが武士がアタッカーをしようが構わない。
何の工夫もなく「そう出来てしまう」のが問題ですし
何度も書きますが、「出来るからする」というのはいけません。
「出来てしまう」のはシステムを作ったコーエーさんのせいでしょう。
ですが、「それを助長する」のは、いつだってプレイヤーでしかありません。
そうして「スタンドプレー」を出来る環境が整い、それぞれが思うままに行動し
協力する事を忘れ、力押しという下らない「手段」でゲームをするのです。
なんて詰まらないのだろうか。
知人徒党の補充で誘われ、自分以外は皆知り合いという状況の中
まるで「PC技能が使えるNPC」のような扱いをされて
全く歯車が噛み合わないと感じる時のように、そう──それはもう「徒党じゃない」のです。
通常瓦の救援で出来た即席徒党の方が、どれだけマシだろう。
その方が実装も装備も考えて来ている気がして堪りません。
時々、心底不愉快な気持ちになってしまいます・・・・・・。
絞めてる首は「誰の首」か、考えて欲しい。
ゆるゆる流されるのは、楽だし気持ちの良いものかも知れないけれど
流れつく場所を見てから喚いたって、その時は遅いのです。
ええ──遅いのですよ。