って、知ってます?
おれは全然知らんw
と、なんでこんな話をするのかっていう前フリを。
今日、あるマンガを買ってきました。
山本英夫さんの「ホムンクルス」。
タイトルと真っ白なカバーに目を引かれて、ずっと前買おうとしてたけど
「でもまだ、なんか買う気分じゃない」って半年ぐらい忘れてた。
簡単にあらすじを説明すると、車でホームレス生活をしていた主人公に
「70万で、ある仕事を引き受けてほしい」と言い寄ってきた若い男がいて
その仕事というのが、頭蓋骨に、ちょっと穴を開けるだけの手術を受けること。
そして、それによって「第六感が芽生える」という。
その手術というのが「トレパネーション」。
ある事情で、どうしても金が必要になった主人公は、その仕事を受ける。
超能力の類は芽生えなかったものの、しかし、違うものが見え始める。
左目だけで人を見た時、その「人」の「何か」が。
初めは「少し難しい話かなー」って想像してたけど
少しどころか、いやもうまんまに難しい話でしたよw
難しいけどおもしろくて、4巻まで一気に読んでしまった。
この見える「何か」の解釈がまだよくできひんけど
それでも、こういう「何か」は
実は見えてるけど、脳が認識できんくて見えてないと思ったり
そもそも人の目には「普通」としか見えんのかもしれん。
まあ、「何か」ってなんやねんって話やけどさw
例えるなら幽霊みたいなもんよ。
「そんなもんおらん!見えるはずがない!」とか言ったって
なんでおらんって言い切れるんよ、と。
「見えるはずがない」は、見えへんかったらそう思うけど
「おらん」とかは、おかしいんちゃうかなって。
考えてみれば、今まで数えきれんぐらいの人が生まれてきて
数えきれんぐらいの人が死んでいってる。
人ばかりじゃなくて、同じように「生きた」ものは全部。
どこで死んだのか、どうやって死んだのか
「この世」ってものにまだ「いる」のか「いない」のか
そんなこと、一人では把握しきれるわけないんやから
幽霊になって、見えたり確認できたとしても少しもおかしくない。
むしろ、それでこそ普通なんかもしれへんし。
もちろんそういう関係を全肯定するわけじゃないけど、全否定もせん。
経験が確証につながるわけやから、体験せな信じにくいことだって沢山ある。
そんな感じの不思議なマンガです(’’b