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reboot。

last rally。



生きる事は迷路によく似ている。
前に進むしかなくて、でも右も左も解らない。
行き止まりがたくさん在って、そうなると一度戻るしかないし
どうしようか迷ってしばらく立ち止まってしまう事もある。
頭を捻ってなんとか辿り着いたと思ったら
一体何のいたずらか、ゴールそのものが無かったりもしばしば。
確固たる未来も、保証されたご褒美もないままに
ぼくらはまるで実験動物さながらに迷うしかないのだ。

ずっとずっと、筆者は「意味」が欲しかった。
でかでかと押された不用品の判子を消せるように。
「生きていても許される免罪符」が欲しかった。
生きている事で何か有益なものを生み出せるように
才能がなければいけない、必要とされなければいけないと
自分を丁寧に確実に呪い尽くしてきた。

でも、時間というのは普遍的なもので
自分ではどうにかできるものではなかったんです。
流れに逆らっても良いし、また流れに乗っても良いけれど
動かなくたって常にそれは動いている。
だから「そこから動かないでいる事」は出来ないんだ。
立ち止まっているつもりが、本当は流されてしまっている。
生きる事は、「流されずにいる事」なんだと。

いつか皆、それぞれの「流れ」を見付けていく。
友達だった奴も恋人だった子も親しかった人も。
知らないだけで生きているし、知らないだけで死んでいく。
それにケチをつけたくて、筆者は今までわがままを云っていたんだ。
お菓子が欲しくて売り場で泣いている子供のように。

気が遠くなるくらい長い間、大きな渦の中に居たんだ。
いつまでもいつまでも回り続けていて
「仕方がないんだよ」とそれを言い訳にしてさ。

世界が暗いのは目を瞑っているせいじゃないか?

誰の声も聞こえないのは耳を塞いでいるからじゃないか?

恨んでいるのは自分だけじゃないか?

始まりがきれいだといけない事はない。
受け止める事さえ忘れなければ。

未来はずっと、それを待っている。
そして自分も。

by ryu-cat | 2017-11-04 23:28 | 日常雑記 | Comments(0)


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