mirage。

うすぼんやりと浮かぶ夢。



小さい頃、誰とだったか何処だったか覚えていないが
何かしらのテーマパークで「掴めない(触れない?)人形」というものを見た。
確かウルトラマンだったと思うけど、目の前に人形が置いてあるのに
触ろうと手を伸ばすと、どうした事か手が人形をすり抜けてしまう。
不思議に思いながら数回チャレンジして、「絶対仕掛けがあるはずだ」と思い
何故かピカピカの反射板の中にその人形が置かれていたものだから
「鏡で映してんだ」と人形をすり抜けたさらに奥の裏に手を突っ込んで
見事人形を触る事に成功したんだけど、大人に向けたものか
「人形を持ち帰らないでください」と書かれていたのに気が付いたので
「ダメって書いてある」と思い、人形を掴む手を放したのを覚えている。

すぐそこに在るのにどうしても掴めなくって
所詮まぼろしだ、にせものだと思うものだって
ないものは見えないし、触ろうと思えない。
どんなに遠くに見えたって、消えてしまいそうだって
それは心のどこかで望んでいるもの。
手に入れられるもの。

憎んだら、きっと憎いものが見えてしまう。
嫌ったら、嫌われているように見えてしまう。

人間はたくさん居て、その集まりの中で生きていかなければいけないけど
自分の世界は自分が作っていると思い知るのは早い方が良い。
昔云われた言葉が在る。
「あなたは何も知らない」
その何も知らない事を知らなくて、筆者は世界を決め付けていてしまった。
ただただ悪い世界を、それしかないと思い込んでしまった。
でも、望めば、望もうとすれば、世界はいくらでもそうなるんだ。
どんづまりまで歩いてみて行き着いた先は、しょうもないハリボテの壁だったんだ。

今からでもなんとかなるだろうか。
本当に何もなくなってしまった。
誰もいなくなってしまった。
筆者の人を気付つける性質も変わらないかも知れない。
嫌われる性格も直りはしないと思う。
最初からの予定通り、知られる事なく死んでしまうとしても
「よかった」と思って生きる事は出来るだろうか。

手を伸ばそうと、思えるだろうか。

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by ryu-cat | 2017-03-31 00:15 | 日常雑記 | Comments(0)


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