diving。

深く、深く。



「3月のライオン」が読み進めれ過ぎて、あっという間に12巻まで到達してしまい
全て読んでしまうのがなんだか勿体ないので、わざと12巻を読むのを止めています。

前回4巻の「坂の途中」の話で、「スガさんも読んでるのかな?」と思い
検索してみたところ、がっつり読んでおられました。
そのスガさんが「3月のライオン」を読んだ感想の中で
「羽海野さんの作品には出てこないような悪が出てくる」と云っていて
「羽海野さんの話に完全な悪なんて出てこれるのか?」と思っていたら
11巻で出てきてしまいました。 ありえない悪が。

あんまり細かく云うと、まだ読んでいない人に対して
その悪が「薄れてしまう」から大雑把に云うけど、要するにクズです。

この世に数人しかいない大悪党という訳じゃない。
どこにでも居る、どこにでも溢れているクズ。

でもそのクズ、筆者によく似ていたんです。

正直主人公の零も似ている。
というか、人間の「そういう側面」は誰にでも在って
それが発露するかしないかだけの問題なんだ。
「知らぬが仏」というように、解らなければそれで良い事も本当に在る。
そのおかげで少しは考える事が出来るようになったかも知れないけれど
その為に蝕まれた自分は穴だらけになって、もう元には戻らない。

あ、話が逸れた。

常々どんな時でも思うんだけれど、筆者は本当に化け物だ。
筆者自身はそうじゃないのなら、何かに憑かれているんだ。
とにかく悲しいぐらいに人の愛を求める。
そして差し出してもらった愛を容易く平らげて、無尽蔵に要求する。
さながら漫画に出てくる吸血鬼のよう。
病的に乾いて、それが癒される事はない。
自分の欲望に夢中で、「自分が何をしているのか解っていない」

……筆者はその「悪」のような行為はしないし、云いもしない。
性格も全く違うとは思うんだけれど、「性質」が嫌なぐらい同じに思えてしまう。

その「悪」は全て解った上で演じているんだけれど、筆者は究極に「悪気がない」
自分で云うのも恥ずかしい事この上ないが、何も知らないんだと思う。
いつから、どれだけを、どれぐらいのスピードでか解らないけれど
どんどんどんどん捨てていった。 育っているものも捨てていった。
よく映画で飛行機が落ちない為に荷物を捨てていくような感じ。
そうしないとダメだったんだろう。 でもどうしてそうしたんだろう。
なんでその時落ちてしまえなかったんだろう。
落ちてしまいたくても、もう軽くなり過ぎて落ちる事が叶わない。
これが正に本末転倒というやつか。

いかんせん、まるで子供だ。
悪意がないものほどタチの悪いものはない。
もう死んでも直らない。

いくらでも欲しがって、好きなものを振り回して
人を傷付けないと自分の幸福を得られない。

なんだこのおぞましい生き物は。

「3月のライオン」では、そんなクズからとても良い子達が生まれた訳だけれど
そしてそれはお母さんが良い人であったという事だろうけれど
筆者はどうしてこんな風になってしまった!?
なんでだ!? どうしてだ!? どうすればいいんだ!?

全然説得力はないけれど、自分で自分の価値を「決め付けて」しまってはいけない。
決め付けたらそうなってしまうし、それは必ず外見に滲み出す。
才能なんかも、在るとか無いとかじゃない。
誰しも在るから、見付けるもんなんだ。
綺麗事なんか真に受けなくて良い。
見付けたもん勝ちなんだ。

だけど筆者は沈んでいくのがもう止められなくて
水圧で自然に潰れてしまうのを待っている気さえする。
[PR]
by ryu-cat | 2016-10-24 23:40 | 日常雑記 | Comments(0)


<< sledgehammer。 engine。 >>