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ひどくかぶる。



羽海野チカさんの漫画「3月のライオン」のアニメ放送が始まり
正直なところ将棋というジャンルに少し取っ付き難さを覚えながらも
アニメを見てみれば、やはりとてもそれは羽海野さんの作品で
あれよあれよという間に原作の漫画を読み進めてしまっています。

原作は今丁度3巻を読み終わったところ。
そしてそのあとがきで、羽海野さんは何やらすごくネガティブだと書いてあった。

それを見て多少納得した。
作品を読んでいるだけだと、明るいキャラクターが多いせいか
女性らしいというか元気のある方なのかなとも思っていたけれど
描かれる「それ」は、「そうでないと」書けないんじゃないかと思った。

ただ、でも、羽海野さんは「それだけ」ではないから
作品に出来るんだろうとも思った。

羽海野さんの作品や、以前書いた「それでも世界が続くなら」というバンドの音楽は
「ちゃんと傷付ける」すごく貴重なものだと筆者は感じる。
自暴自棄になって自分にとどめを刺そうとするんじゃなくて
包帯や絆創膏の下に在る傷をひとつひとつきちんと見せて
傷というのは痛くて血が流れるものなんだと教えてくれる。

どれだけボロボロになっても痛まなかったところが、それだけでちゃんと痛みだす。

こんなに優しい傷付き方を、筆者は他に知らない。

落ち込みたければ落ち込めば良い。
泣きたければ声がかれるまで泣けば良い。
憎ければ思いっきり憎んでみても良い。

傷付くだけ傷付いて、その傷をしっかり治そうとしさえすれば。

でも、一人ではなかなか治せないと思う。
だから誰かに治してもらえば良い。

その一連の流れを素直に受け入れるという事を覚えれば良い。

何もしなくても、いつか時間が解決はする。
根本的に解決してしまう。

「解決できないものとして解決してしまう」

そうなる前に、傷付けるチャンスに傷付く方が良い。
そうしてちゃんと癒してあげるようにしよう。

我慢は必要な時があるかも知れないけれど、遠慮は要らないと思う。

それからやっと、気が付ける事がたくさん在る。

……と、書きながら休憩ついでに4巻を読み始めたんだけれど
「坂の途中」って、これスガシカオの「坂の途中」じゃない?
あの道に少し迷う感じや階段だらけの坂があるシーンが
筆者の想像する「坂の途中」のイメージそのままなんだけれど。
そして極め付きは「電話くるかと思った」というセリフ。

もしイメージして描かれていたとしたら、なんか嬉しい演出だね。
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by ryu-cat | 2016-10-21 00:03 | 日常雑記 | Comments(0)


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