epilogue。

break down。





おれが死のうと思ったのは、空が青かったから。

鳥が飛んでいたから。バスが通ったから。
落ち葉が舞っていたから。子供が歩いていたから。
信号が変わったから。仕事が順調に進んだから。

刃物を見ると涙が滲んでしまうから。

なんの喪失感もなく、何かを失った。
生卵を床に落とした時みたいに、「あ、もうこれ駄目だな」と頭をよぎった。

全部作り物みたいだ。

覚めない夢なら死んでしまおう。
覚める夢でも死んでしまおう。

結構な確率でこれからも生きるかも知れないけれど、まるで魂が抜けていくように
多分大事だったものが抜けていくのを、どうしようもなく感じている。

これで何回目のやり直しだ?

コンティニューはまだあと何回あるんだ?

おれには難し過ぎるよ。
解ってくれよ。

主人公は、おれじゃなかったんだよ。
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by ryu-cat | 2015-11-27 22:07 | 日常雑記 | Comments(0)


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