嗚咽。

こぼれるはずの涙は出ず。



限界だ限界だと生き続けてい幾年が過ぎただろう。
もがいてあがいてのたうちまわって、なんとか自分は「まとも」だと思ってきた。
どんなに苦しくても世界は素晴らしく美しいし
他人の幸福は見ているだけで自分も幸せになったし
たとえ報われなくても小さな事でも正しいと思う事をした。

でも、もう駄目かも知れない。

ずっと酷使し続けた脳がおかしくなってしまった。
よくショックで記憶が無くなったとかいうのをドラマや映画で観るけれど
よもや自分がそうなるとは思ってもいなかった。

ヒューズが切れるようにどこかの神経が断線したんじゃないだろうか。
生活に支障をきたすレベルで記憶力が低下した。
いいようのない不安に駆られる。

ここがどこなのか、自分が誰なのか、少し前まで解らない時があった。

自分の世界が無くなっていく感じがした。
いうなれば地図を黒く塗りつぶしていくような感じだ。

塗りつぶした所は「もう存在しない所」になる。
さっきまで見えていたほんの数メートル先も、すぐに見えなくなった。

自分だけが「そこ」に取り残されて、周りの景色がテレビを通して見てるみたいに見えた。

現実感を伴わない現実。
完璧なバーチャルリアリティ。

世界とはもう、関われないんだと悟るほかなかった。

美しいものも素晴らしいものも幸福も信じるものも作り物なんだと思った。
ただの幻想なんだと、冷静に受け止める自分がいた。

胸が張り裂けそうだけれど、どうして張り裂けるのか理解し難い。

楽しくないのに笑わなきゃならない。
人の好意で火傷しそうにならなきゃならない。

何も解らない。

もう止めたい。

でも云えない。

大事なものはもう殆どなくなった。
別れを惜しむ間もなくなくなった。

きっと植物のようになるだろう。

水は望まない。望めない。

立ち枯れて倒れるだけ。
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by ryu-cat | 2015-09-25 00:06 | 日常雑記 | Comments(0)


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