大海は芥を選ばず。

清濁併せ呑む。



久し振りに小説を一冊購入しました。

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川上未映子さんの「ヘヴン」です。
単行本が発売された時から文庫化されるのを待っていました。

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斜視を理由にいじめを受ける、十四歳の少年の物語。

以前に書いた事がありますが、筆者はいじめについて特殊な見解を持っています。
「いじめは正義だ」という総すかんを食うであろう見解を。

ただ、一つだけ声を大にして云いたい。

「肯定していなければ、正しいとも云っていない」
単純に、「いじめは正義という看板を背負っているだけ」だと知って欲しい。

罪の無い人を殺せば悪に成るけれど、その殺人を犯した人を殺せば正義に成るように
正義も悪も単なるラベルのようなものであると筆者はずっと考え続けています。

『いじめとは、正義という大義名分を与えられたごっご遊びである』

見た目がどうとか話し方がどうとか、それは理由であって原因ではない。
「目に付く」から、たまたま対象に選ばれるだけ。

誰でも構わない、どんな人でも構わない。

正義として執行され、それが正義だと皆が思いさえすれば――。
「たったそれだけのため」に一人の人生を狂わせる。

性善説も性悪説もクソッタレです。

誰が正義か? 誰が悪か?

その手が、そしてこの手が原因だ!

正義だ悪だと語るその口とこの口が全ての始まりだ!!

……まだ一ページも読んでいないけれど興奮が隠せません。
恐らく筆者の云いたい事が盛り込まれているような予感がするのです。
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by ryu-cat | 2012-05-21 21:20 | 日常雑記 | Comments(0)


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