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memento mori。

忘れちゃいなかったよ。



こんな時間にブログを書いているという事は!

そう、今日は休み!
クリスマスに休みを取ったぜ!

病院へ行く為に。・゚・(ノ∀`)・゚・。

MRIのフィルムを、大学病院の先生へ渡してきたのさ。

というか、この間初診を受けた病院では
休み明けもあったけれど、3時間近く待ったのに
大学病院は、ちょっとゆっくりしようと飲み物を買った瞬間に呼ばれたよ。

会計もATMみたいなやつで出来るし、1時間程度で全て終わった。

大きい病院=混雑しているというのは、もうあまりないのかな?

さて、ここで回想シーンに入ります。

場面は、喉とか鼻の奥を見た後。

「うーん、これは悪いものがあるわ」

「そうですか、それは大変ですね」

「扁桃腺がな、すごく硬くなってるんやわ」

「ほほう、つまり、そいつが悪さの親元ですね?」

「高い確率で・・・・・・扁桃腺の癌やと思う」

「癌ですか」

「そう、それが転移して、リンパを腫らしてるみたいやわ」

「へぇ、困ったものですねぇ」

「他人事やなw」

「他人事と云うと?」

「自分や自分w」

「ああ、ははは、これでもぼくは真剣なんですけれどねw」

「そやけど自分、検査してみな分からんけど
本当に癌で、放置したら、これもう余命半年やで」

「半年かぁ、そっかぁ」

「だから、他人事ちゃうってw
とにかく、明日にでも両親を連れて来なさい」

「事態は急を要する訳ですか?」

「急を要するんや。
年明けにでも入院して、耳と首のリンパを採って調べなアカン。
本当に死んでしまうんやで?」

「先生、ぼくはね、7月が誕生日なんですよ。
それはつまり、放っておくと、誕生日前に死んじゃうんですよねw」

「死んじゃう死んじゃう。
・・・・・・自分ホンマに大丈夫か?w」

「分かりました、連絡を取って、すぐ来させて頂きます」

「局部麻酔でも出来るけれど、自分は全身麻酔でやろうか。
でないと『センセ、痛いでぇー』とか云いそうやもんなw」

「何を云うんですか、頑張りますよ・・・・・・少しだけ」

「リンパ採るだけでも、一週間は入院やから」

「それで本当に癌だった場合、一ヶ月ぐらいに伸びますか?」

「抗癌剤とか放射線での治療も出来るけど、なんとも云えん。
とにかく入院!分かった?」

「はーい、ありがとうございましたー」

クリスマスに、軽く癌告知されちゃったんですけど。

どうするんこれ。

でも、不思議な事に、余命半年と云われても、ショックは無かった。

それどころか、一瞬「ああ、やっと終わるのか」と思った。

周りは誤解しているかも知れないけれども
おれは別に「死にたい」訳じゃないのよね。

ただ「死んでしまう」なら、それで良いと思っているだけで。

おれ自身限定だけれど。

まあ、まだ何か決まった訳ではないけれど
そうだとしても「治さなければならない」事はないでしょう?

ルールはおれなんだからさ。

変な気分だ。

生きるか死ぬかを、こんなにも緩やかに決めれる決定権を持っている事は。

どちらを選んでも、おれは何も変わりはしないのだが。

とりあえず、親に癌の可能性があるという事を説明するのが大変だ。

口ばっかり達者なおれも、流石に刺激を与えず説明する方法が分からない。

「親を連れて来いと云われた」と伝えた時点で
看護師である母親は、それとなく気付いているのかも知れないけれど。

命に関わるから、こればっかりは冗談で云えないし。

もう、どうするん!?

本当に「おれ」は面倒くさい奴だわ。

ため息ばかりで疲れるよ。
by ryu-cat | 2009-12-25 18:25 | 日常雑記 | Comments(0)


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